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第18回 かぜ、インフルエンザと免疫力

第18回 かぜ、インフルエンザと免疫力

       〜免疫力を高めてインフルエンザを予防しましょう〜

 冬、空気が乾燥してくるとかぜが流行しますね。かぜは鼻水、のどの痛み、咳、頭痛、倦怠感、発熱などの症状が現れるものの総称で、医学的には「かぜ症候群」と呼んでいます。かぜ症候群の原因の80-90%はウイルスによるもので、なかでもインフルエンザウイルスが原因のものは感染力の強さや症状の重さから、普通のかぜと区別され特別な対応が必要とされています。ウイルスは空気中の水分が多いと、チリやほこりと一緒に地面に落ちてしまいますが、乾燥していると空気中に漂っているため、冬には感染、流行しやすくなると考えられます。
 ただ周りを見渡してみると、よくかぜをひく人もいれば、まったくひかない人もいます。この違い、それは免疫力の違いが考えられます。免疫力を高めて、かぜやインフルエンザにかかりにくい体質を作りましょう。

1. からだを守る免疫力
 私たちの周りには常に様々な病原菌や病原ウイルスがうようよしています。免疫力とは外部から侵入した細菌やウイルスなどの病原体からからだを守る防衛システムのことです。

2. 免疫細胞
 ウイルスが侵入したとき、からだの中ではいろいろな免疫細胞が働いて敵を倒します。代表的なものに

  マクロファージ  ウイルスや細菌を丸ごと食べてしまう。貪食細胞とも呼ばれる。
  NK細胞       ウイルスに感染した細胞を探して攻撃する。
  キラーT細胞    病原体に感染した細胞を探して殺す働きをする。
  B細胞       病原体そのものにくっついて破壊する抗体を作る。
  ヘルパーT細胞   キラーT細胞やB細胞に病原体の情報を与える。

などがあります。そして、これら免疫細胞の6割が腸管内に存在するとされています。

3. 免疫反応
 こうした免疫システムが働いた結果おこってくるのが炎症反応で、場所により、くしゃみ、鼻水、咳、発熱、嘔吐、下痢といった症状として現れます。これらの症状もまた、物理的に病原体を排除する防御反応といえます。たとえば、鼻粘膜についたウイルスを追い出そうとするのがくしゃみ、鼻水。胃や腸のウイルスを追い出そうとするのが嘔吐や下痢になります。発熱も防御反応の一つで、ウイルスは体温37℃くらいでもっとも活発なな活動をしますが、それ以上に体温が上昇すると増殖できなくなります。なので安易に解熱剤を使用することは、治癒を遅らせることにもつながるため、良いことではないとされています。
 これら免疫細胞や症状によって総合的に病原体からからだを守るのが免疫反応であり、免疫力が高い人は、ウイルスが侵入したとき速やかに反応が起こり、症状が軽く済んだりまったく出なかったりしますが、免疫力の弱い人はウイルスの増殖が優勢となり症状が強く現れる、すなわち発病するということになるわけです。

4. 免疫力を高める方法
 免疫力を高めるには、これらの免疫細胞が十分にその力を発揮する必要があります。そのための体内環境を整えるのが免疫力をアップする方法といえるでしょう。

 a) 睡眠  睡眠不足はNK細胞の活性を低下させたり、ストレス解消を阻害したりして免疫力を低下させます。
      眠れなくても目を閉じて横になっていれば、睡眠と同等の効果があります。軽いかぜくらい一晩ぐっ
      すり寝たら治ってしまったという経験、ありますよね。
 b) 運動  適度な運動はNK細胞の活性を増やすと言われています。ストレス解消やからだを温める効果もあり
      免疫細胞の働きが活発になると考えられます。
 c) ストレス発散  ストレスにより交感神経が刺激されるとステロイドホルモンが増えリンパ球の活性が低下し
      副交感神経が抑制されて内蔵の血流が減少し、腸管の働きが弱って免疫細胞の働きが悪くなります。
      よく笑うこともストレス解消に効果的とされています。
 d) 体温を上げる  体温が1℃下がると免疫力は3割低下し、1℃上がると何倍も増加すると言われています。
      冷えは胃腸の働きを低下させると考えられますし、血液循環や代謝を低下させて免疫システムの作用
      を弱めると思われます。入浴や温泉などはからだを温めるだけでなく、ストレス解消や良い睡眠に導
      く効果もあり、効果的な方法です。
 e) 抗酸化食品とヨーグルト  これさえ食べれば免疫力が高まる!という食品は残念ながらありません。巷では
      いろいろな食材がとりあげられていますがこれと言って決定的な食材はないと思います。ただ老化や
      動脈硬化を防ぐとされている抗酸化物質であるビタミンC、E、ポリフェノールなどは免疫力にも良い
      働きが期待されますし、粘膜を強くするとされるβカロチンなども良い効果がありそうです。また
      ヨーグルト類はビフィズス菌や乳酸菌といった善玉腸内細菌を含み、腸内環境を整えて免疫細胞が働
      きやすくする作用がありますし、一時話題になったR-1はNK細胞を活性化したり、LG12はピロリ菌
      に有効など、ある程度効果が実証されています。

2015-11-26 00:44:00

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